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思春期を迎える子どもとどう付き合うか

ご相談やトレーニングをしている親子さんをヒアリングしてみると、
高い確率で、よいコミュニケーションが取れていません。
これは、思春期を迎える前の親子さんにもその傾向が見られます。


小さい頃は、親子で一緒に遊ぶ環境があるので、
自然とコミュニケーションが取れるのですが、
徐々に親とのかかわりが生活の中で少なくなると、
そのコミュニケーションの希薄になるのと比例して、
コミュニケーションが乏しくなってきます。


子どもの成長のことを考えると、
親と距離が離れるのは自然現象でありますので、
それを悲観的になる必要はないのですが、
お互い求めることが高度になってくることや成長することで、
より言葉のコミュニケーションを求められてきます。

親は良く認識をしなくてはならない。

それは子供が自我が芽生え始めた時、親と子は完全に対等となるのです。


そして対等にはなるけれど、
物ごとの捉え方・言葉の使い方・態度での表現は、
まだまだ経験値が低いことで、未発達・未熟な生き物なのです。


子どもは対等ではあるが、未発達な生き物


子どもは尊重すべき一つの個人です。

だからもちろん子どもの立場からすると
対等に親に感情をぶつけ表現してきます。
または逆に、封印する事もあります。



「物事の捉え方・思考力・表現の仕方」が未発達が故です。


ですから、
大人がその現象を、どうとらえて対応するか?にかかってきます。

小さい頃は、一緒に遊び、同じことで笑い、一緒に感動し・・・。

言葉以外のノンバーバルコミュニケーションも取れてきました。


ところが、当然成長してくるとその機会が徐々に減り、
思春期に至っては、ほぼ皆無です。
なんて親御さんの嘆きを聞きます。

子どもを支える

親子のコミュニケーション



子育てに絶対!という表現はありませんので、
これはあくまで私がいろいろな親子さんを見て感じてきたことです。

思春期でもだれか近い大人が、その子の理解ができているかとか
その子自身に生きる力が備わっているかとか、
一概に絶対とは言えません。

がしかし、傾向として
"子ども自身が「何か不安に陥ったり」「悲鳴をあげたいくらい辛いこと」
も感じ取れなかったり、
困っていることがわかっても、「方法論」「ヒント」が見いだせなかったり・・・。


「自分の将来について、しっかり話す環境」を失っていくのです。

暗いトンネルに入った時に、
それでも一歩前に踏み出せるのは
暗闇の中にポッと光る灯がガイドになるのです。

あの子はいくら言ってもだめ!
放っておいたら、いつか気づくでしょう・・・


そうおっしゃる親御さんもいます。

いくら言ってもいう事聞かないから・・・もう手の施しようがない!


そう手を放す親御さんもいらっしゃいます。



ところが・・・私の経験上、そういうお子さんは、学校でよほど良い教師や、先輩、
また社会に出てよほど世話を焼く上司がいないかぎり、
その気づきはやってきませんし、

手の施しようがない子どもさんなんて一人もいません。

ただ・・・ちょっとした「気づき」の時間が少ないのです。



方法① ご家庭での気づきの時間を作る
方法② 子どもの周囲の大人に力を借りる。
(すべてお任せではなく力を借りる。)


そのどちらかで
子どもさんは、ゆっくり成長を重ねるうちに、
必ず変化が訪れます。

フィジパっ子でも
その変化を感じてきています。

お母さん、どうか嘆かないでください!
お父さん、どうかあきらめないでください!


必ず方法があります!






勉強の目的は・・・
社会で自立できる子に

時間について

2018年09月29日

「うちの子はあまり時間がないから」
そう嘆かれている親御さんもいらっしゃいます。

そう、今の子供たちは多忙ですね。

私は懸念していることがあります。
スケジュールが決まりすぎているあまり、
自分で考えてプランニングができる力がない子がいるような気がします。

小学生の頃は、お母さんの言うことを素直に聞いても
中学生ともなると、自分で行動して自分でいろいろなことを学習していかなければなりません。

だから、小さいうちには
失敗もあることのほうが多いかもしれませんが、

自由に自分の時間に対して、行動することや
自分の時間をどう使うかを、自分で考える時間を取ってあげてくださいね。

自分で自分の時間を管理できる子になってほしければ(^^♪


上のお姉ちゃんはこうなのに、弟はこういうことができるのに・・と。
兄弟でいろいろと比べてしまうことはないでしょうか。

また、こんな親御さんもいます。
「自分はこうしてきたのに」と。

ではお聞きします!
それを言葉に出して、解決できましたか?

おそらく、反発されて、または落ち込ませておしまいなのではないかと思います。

何かに取り組むときに
手を抜く場面を見かけたことおはありませんか?

「うちの子は全力でしていない」
そう気が付くお母さん。

「全力でやらないなんて、不愉快だわ。」
なぜそうしているのでしょうか?

ただ今、Oくんテスト期間。
英語のワークを取組んでいました。
テスト前日なんだけど、間違えばかり。

そこで、今日は
「間違えるポイント」を整理。
正解を教えるのではなく、間違えるポイント探し」です。

ノートに自分の間違えポイントと
こんな文章問題が出たら・・・と
□でしっかり囲みました。


正解を追求するより
自分がどこがポカしちゃうかわかればできるんです。
自然とね。


最後の方のワークは、見事にクリア!

「すごくよくわかった。」
レッスン中、口数が少ないOくんは、
最後にこんな一言を私に伝えて
帰って行きました。

自分の間違えポイントに心を向けて、
一つでも多くそれができたらいいね~!


相談内容でよく「うちの子は集中力がないんです」とあります。
私は、必ず、「え?そうですか?ありますよ~」と伝えています。

実際体験レッスンなどをしてみると、
やっぱりあるんです。集中力が。(^^♪

ただ、その集中力がお母さんの臨んだ場面で、学校の学習の場面で見せてくれないから集中力がないとおっしゃるんでしょうね!


私も、興味がない番組がテレビで流れれば、上の空で見ていますし、
興味があると、子供が話しかけてきても、テレビの情報を読み取りたいです。

つまり・・・。
大人でも、自分が興味があることは、気持ちを傾けて聞きますが、
すこし興味がないことは、つい上の空になってしまいます。


大人は理性があるので、
興味がなくても聞こうとする「気持ち」が成長しているので、
集中をしようとしてくるのですが、
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